「数学ガールの秘密ノート 行列が描くもの」を読んだ。 私は数学が苦手だが、この本で結構楽しく行列を復習できた。 行列は大学では線形代数の講義で勉強して単位もしっかりとったが、 苦手意識が拭えず、楽しく勉強できたとは言い難かった。 この本は各種行列や演算子の定義から丁寧に説明していて、 置いていかれることはなかった。 行列の演算子と数の演算子をしっかり区別することで、 行列計算の見通しがかなり改善されたので、そこが自分の思考に欠けていたのだなと感じた。 また、行列の変換による線形性もかなり丁寧に説明されていて、 コンピューターサイエンス分野における行列の応用まで自分の中で繋がった気がする。
このシリーズは他の分野、微積やベクトルなどもあるので、 それらも読んでみたい。積読が一気に増える現象発生…。 行列の応用分野として群論というものがあるらしい。 なので、しばらくは行列やベクトルの勉強をして群論までいくというのもありだと思う。
「simple_sniffer」は何かというと、本ではなくネットワークのパケットを盗み見るためのツールだ。 これのソースコードを読んだので、これも読書ということで、まあ、いいかなと。 Scrapboxにリーディングノートを書きながら読んだ。
espのAPIでかなりしっかり抽象化されているので、コード自体は簡潔で読むのに詰まることはほとんどなかった。ちょっと難しかったのが、RTOSのTask作成部分で、 ここは並行処理を行う部分で、RTOSも仕組みをよく知らなかったので、 少しだけ勉強をしてどうにか一度理解ができた。 snifferを作るのに必要なコンポーネントは大体把握できたはずなので、 次は自分で作ってみようと思う。 というか、それが本来の目的である。 今回読んだsimple_snifferは周辺知識も含めて、しっかりブログにまとめたいと思う。 ESP32の使い方から説明する入門書的なものにしたい。 そうそう、そういえば3月中に本を書くという目標があった。 なのでちょうど良いかもしれない。